日本再生歯科医学会誌(略称:再生歯誌) 5巻1号 pp. 3-10
2007.12.30
Journal of the Japanese Association of Regenerative Dentistry
(J Jpn Assoc Regenerative Dent)
ISSN 1348-9615


タンパク質固定化GTRメンブレンへのヒト歯肉由来線維芽細胞の付着

日本大学松戸歯学部 1歯科臨床検査医学講座, 2歯科生体材料学講座

布施 恵1,早川 徹2,深津 晶1,續橋 治1, 新井 僚子1,市村 真奈1,福本 雅彦1,牧村 正治1


 現在,歯科臨床において,生分解性材料を利用したGuided Tissue Regeneration (GTR) メンブレンが応用されている.しかしながら,これらメンブレン自体には細胞接着を促進させるような生理活性機能はない.本研究ではGTRメンブレンにアルカリ加水分解処理を施して,脱水縮合剤によって細胞接着タンパク質であるコラーゲンまたはフィブロネクチンを固定化し,ヒト歯肉由来線維芽細胞の付着や増殖に及ぼす影響を調べた.その結果,アルカリ処理を10分間行ってコラーゲン固定したメンブレンでは,細胞の付着数の向上が見られたが,メンブレンの分解反応が起こりやすくなった.アルカリ加水分解に代わる固定化方法の検討が必要であることが示唆された.


キーワード:ヒト歯肉由来線維芽細胞,付着,GTRメンブレン,コラーゲン,フィブロネクチン

(原著論文)


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