日本再生歯科医学会誌(略称:再生歯誌) 6巻2号 pp. 90-98
2009.3.30
Journal of the Japanese Association of Regenerative Dentistry
(J Jpn Assoc Regenerative Dent)
ISSN 1348-9615


ジーシーメンブレンの開発と細胞用scaffoldへの検討

株式会社ジーシー 研究所

金子 正


 吸収性/非吸収性メンブレンを用いた歯周組織再生誘導法は2008年4月に保険適用され,再び注目を集めることとなっている.ジーシーメンブレンは吸収性歯周組織再生誘導膜として開発され,1996年に国内初の製品として発売された.合成高分子である乳酸-グリコール酸共重合体製のジーシーメンブレンはポーラス構造を有し,体液の供給を維持しつつ,治癒に望ましくない細胞の創部への侵入を防ぎ,治癒後は加水分解により吸収する特性を持っている.


キーワード:メンブレン,歯周組織再生誘導法, 乳酸グリコール酸共重合体, 足場, 幹細胞

(総 説)


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